プロペラをバタバタ回転させながら飛ぶヘリコプターですが、
ヘリコプターはなぜ飛べるのでしょうか?
早速、ヘリコプターの各部名称・仕組みを学んでみましょう。
「飛行機の飛べる仕組みも紹介してるよ!!」

ヘリコプターも飛行機と同じで揚力を利用して飛び立ちます。
ヘリコプターのプロペラをグルグル回すと翼に風がぶつかるようになります。
風がヘリコプターの翼にぶつかると上面と下面に分かれますが、
同じ時間をかけて後方で合流します。
つまり、上面の方が空気の流れが速くなります。(空気が伸び圧力が低くなります。)
下面は空気の流れが上面に比べて遅くなります。(圧力が高くなります。)
この圧力の差から揚力が発生します。
※圧力が高い風船内の空気を抜くと勢いよく空気が出る仕組みと同じです。
また、ヘリコプターの翼は迎角がついており、翼に風があたる事で
上方へ押し上げる風圧が発生します。
※正月に行う「たこ上げ」の仕組みと同じです。
この揚力・風圧の効果によりヘリコプターは空を飛ぶ事ができます。
また、ヘリコプターは空中で止まったり、上昇、下降が簡単に
できてしまうのが特徴です。下の図を見てみて下さい。

ヘリコプターは空を飛んでいる時に上方への力(揚力)と
下方への力(重力)が同時にかかっている状態です。この力を調整する事で
前に進んだり、上昇したり、下降したりも簡単にできてしまうんです。
前方へ進む時はプロペラを斜めに傾ける事で揚力の一部を推力に
変える事で前に進む事ができます。(速く飛ぶ事はできません。)
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