日本はなぜ地震が多いの?(地震の原因・種類・活断層) |
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日本では頻繁に地震が発生しており、いつ巨大地震が来るのか?
不安に思っている方も多いと思いますが、なぜ日本はこんなに地震が
多いのでしょうか?その理由を突き止める為に、地震発生のメカニズムと
日本の活断層について調べてみる事にしました。
地震発生のメカニズム(原因)
地球の表層はプレートと呼ばれる硬い板のような岩盤でできており、
そのプレートは移動し、プレート同士で押し合いを続けています。
そのため、プレート内部やプレート間の境界部には、力が加わり歪みが
蓄積していきます。この歪みが跳ね返ったり、プレートの押す力で断層
のズレが生じると地震が発生します。(下図を参考)

地震には、上図のようにプレート境界型地震と大陸プレート内地震と
海洋プレート内地震の3種類があります。
これら3種類の地震の発生原因ですが、
プレート境界型地震は、海洋プレートが大陸プレートの下に沈み込み、
両者の境界が応力により歪みを受け、ばねのように弾性力を蓄え、
やがてそれが跳ね返る時に地震が起こります。
大陸プレート内地震は、海洋プレートの押す力によって地盤が割れ、
地盤が割れる事でできた断層が動く事で地震が起こります。
海洋プレート内地震は、大陸プレートにもぐりこんだ海洋プレートが
割れる事で地震が発生します。
このように地震は、大陸プレート・海洋プレートの働きによって起こる事が
わかった所で、日本周辺のプレートを調べてみると、日本は
大陸プレートであるユーラシアプレート・北アメリカプレート、
海洋プレートである太平洋プレート・フィリピン海プレートに囲まれて
いますので、超地震大国である事がわかります。このようにたくさんの
プレートに囲まれている為、日本には活断層が100以上もあり、
いつどこで地震が起こってもおかしくない状況になってしまっているのです。
では次は、1900年以降に起こった日本の大地震の原因(活断層)
をみてみましょう。
日時 |
名称 |
活断層・種類 |
1923年9月1日 |
関東地震(関東大震災) |
相模トラフ・プレート境界型地震 |
1933年3月3日 |
昭和三陸地震 |
太平洋プレート・海洋プレート内地震 |
1943年9月10日 |
鳥取地震 |
鹿野断層と吉岡断層・大陸プレート内地震 |
1944年12月7日 |
東南海地震 |
南海トラフ・プレート境界型地震 |
1945年1月13日 |
三河地震 |
深溝断層と横須賀断層・大陸プレート内地震 |
1946年12月21日 |
南海地震 |
南海トラフ・プレート境界型地震 |
1948年6月28日 |
福井地震 |
福井地震断層・大陸プレート内地震 |
1995年1月7日 |
兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災) |
六甲・淡路島断層帯・大陸プレート内地震 |
2011年3月11日 |
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災) |
太平洋プレートと北アメリカプレート・プレート境界型地震 |
このように地震は、日本を取り囲む大陸・海洋プレートまたは、プレートの活動によって
発生した活断層によって引き起こされているんですね。今まで知らなかったです。 |
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