以前、「ヘリコプターはなぜ飛べる?(プロペラの仕組み)」というコラムで
ヘリコプターが飛べる仕組みを解説しましたが、ヘリコプターの後方の
プロペラ(テールローター)には何の役割があるのでしょうか?
早速、図にまとめてみました。

ヘリコプターのメインローターが左方向に回転し始めると、
機体は右方向に回転してしまいます。これをトルクと言います。
このままでは、機体がクルクル回転して飛べないので、
テールローターを取り付けて機体がクルクル回るのを防いでいます。
このテールローターの力を利用して、ヘリコプターは左右へ360度の
ターンが可能です。ヘリコプターって本当、便利です。
作用反作用の法則について
上の図だと、作用反作用の法則も、いまいちよくわかりませんので
早速、下の図にまとめてみました。

作用反作用の法則とは・・・
物体Aが物体Bに力を加えると、必ずBもAに同じ大きさで
反対向きの力を返します。
つまり、人が地面を蹴って飛び上がれるのは、
反作用の力が加わったからなんです。
ヘリコプターのプロペラも同じ原理で機体を人に
見立てると作用反作用の力がわかりやすいですね。
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