現在、主流の石油を運ぶ鉄のタンカーは重さ10万トン+石油30万トン
合計40万トンの重さがありますが、こんな重くてなぜ海に沈まないのでしょうか?
実は、これは船が水より軽いからです。これはどういう意味でしょうか?

@船の模型で調べてみよう
実際の石油船(タンカー)の模型を上に用意してみました。
鉄の船に石油を積むと船は沈みます。その際に船は水を押しのけますが
この押しのけた水の分だけ浮力がかかります。(アルキメデスの原理といいます。)
ようするに、押しのけた水のより船の重さが軽ければ船は浮きます。
※水の重さは幅1m、長さ1m、高さ1mの立方体の重さが1トンです。
1mの立方体の物をイメージしてみて下さい。水ってものすごく重たいんです。
また、映画等で船に水が浸水して船が沈没するシーンを
目にする事がありますが、あれは、船に水が浸水して
船が水より重くなってしまったから起こる現象です。
A浮力を体験してみよう。
浮力の体感はお風呂場で簡単にできます。
お風呂に洗面器を浮かべて、浮力を体験してみましょう。
お風呂場に洗面器を浮かべて、徐々に力を加えていきます。
すると、水を押しのける範囲が広くなるにつれて浮力が強くなる
のを肌で実感する事ができます。ぜひ、試してみてください。
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