これから、秋本番で木々の葉っぱの色も紅色・黄色・褐葉に
変わってとても美しくなりますが、なぜ色が秋になると変化するのでしょうか?
そのメカニズム(仕組み)をまとめてみました。
紅葉・・・主に落葉広葉樹が落葉の前に葉の色が変わる現象のことを言います
広義:葉っぱの色は紅・黄・褐色でも紅葉と言われます。
狭義:赤色に変わるのを「紅葉(こうよう)」、
黄色に変わるのを「黄葉(こうよう、おうよう)」、
褐色に変わるのを「褐葉(かつよう)」と呼びます。
@夏に葉っぱが緑に見える理由
普段、葉っぱが緑に見えるのは、クロロフィル
(光合成で光エネルギーを吸収する化学物質=葉緑素)
が含まれているからです。
A秋に葉っぱが紅・黄・褐色に見える理由
寒くなり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解されて、
葉の付け根に水分を通しにくい組織ができて、
葉で作られた水溶性のブドウ糖や蔗糖などの糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、
その糖から光合成を利用して紅葉が起こります。
B冬に葉っぱが枯れる理由
クロロフィルが分解されて、水分が葉っぱに来ないようになってしまっているので、
やがて葉っぱは枯れ落ちます。これが落葉です。
|