私達が住む地球の大気は気圧の高い所(高気圧)、低い所(低気圧)
からなりたっていますが、高気圧、低気圧はどうやって発生するのでしょうか?
気圧とは何か?
気圧とは気体の圧力の事を言います。
空気の気圧は上方の空気の重みを示している為、
高度が高くなる程、上方の空気は少なくなる為、気圧は低くなります。
※空気の圧力は全方位からかかっている為、
人が空気の圧力を感じる事はありません。
高気圧、低気圧発生のメカニズム
海面の水蒸気蒸発や地上の熱による水蒸気上昇で上昇気流が発生すると、
空気の重みは若干軽くなる為、気圧は低くなります。(低気圧)
低気圧の周りは低気圧よりも気圧が高い為、高気圧となります。
※低気圧と高気圧は、周りの気圧と比較して決まります。
(具体的な数値はありません。)
周りより気圧が高ければ高気圧、周りより気圧が低ければ低気圧です。
風はなぜ吹くのか?
これは、風は気圧が高い所から低い所に向かって吹くからです。
例えば風船の中身は非常に気圧が高いです。
(ゴムの中に無理やり空気を入れる為です。)
風船の空気を抜こうとすると、勢いよく風船の中(気圧が高い)
から外(気圧が低い)へ空気が出て行きます。
大気が低気圧だとなぜ天気が悪いのか?
気圧の高い所から低い所に向かって吹いた風は山や建物にぶつかったり、
水蒸気や地面からの熱による上昇気流によって上昇していきます。
空気が上昇すると、空気が冷やされて雲が発生します。

上昇気流によって発生した雲の上部は重たい氷となり、
その内、氷の重さに耐えられなくなって地面に落ちてきます。
これが、雨・雪の発生の仕組みです。
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