以前、人が電線に触れると死んでしまうのか?というコラムで
100Vの電圧でも人は感電死してしまう可能性があるという話しを
しましたが、静電気は1万ボルトもの電圧が発生するのに
なぜ人は死なずに済んでいるのでしょうか?
静電気の電圧(V) |
体が受ける症状 |
1000 |
全く感じない |
2000 |
指の外側に感じるが痛まない |
3000 |
針に刺された感じを受け、チクリと痛む |
4000 |
針で深く刺された感じを受け、指がかすかに痛む |
5000 |
手のひらから前腕まで痛む |
6000 |
指が強く痛み、後腕が重く感じる |
7000 |
指、手のひらに強い痛みとしびれた感じを受ける |
8000 |
手のひらから前腕までしびれた感じを受ける |
9000 |
手首が強く痛み、手がしびれた重みを受ける |
10000 |
手全体に痛みと電気が流れた感じを受ける |
このように10,000Vの電圧が流れても手のしびれだけで済んでいるのは、
静電気の場合、負荷(人間の皮膚による抵抗)がかかった
瞬間に電圧が下がってしまうからです。
その為、静電気では、身体に多くの電流は流れる事はありません。
しかし、高圧線や、家庭の100Vは負荷(人間の皮膚による抵抗)がかかっても、
電圧が下がる事はない為、多くの電流が人体に流れてしまい大変危険です。 |