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人が電線に触れると死んでしまうのか?

外に出て、周りを見渡せば、

街中に張り巡らされている電線ですがもし、私達が電線に触れてしまった場合、

死んでしまうのでしょうか?早速調べて見ました。

まず、電柱から出ている電線ですが、電柱から出る電線には何種類か種類があります。

1番上の1本は、架空地線(アース線)、2番目の横3本は、高圧(6600V)配電線

3番目低圧動力3相200V、4番目の単相3線電灯線(100/200V)

となっています。

まず、3番目の低圧動力3相200Vや4番目の単相3線電灯線は、

電気を通さない物質でまわりをカバーした電線を使用していますので感電しません。

では、もしそのカバー(被覆)がなかった場合はどうなるでしょうか?

※皮膚の電気抵抗は40,000〜100,000Ω、濡れた状態で500Ωくらいです。

電気の強さ 影響
0.001(A) 電気ショックを感じ、しびれることもある。
0.005(A) 痛みを感じ、あとにだるさが残る。
0.01(A) 皮膚に傷ができる。
0.02(A) けいれんが起こり、自由がきかなくなる。
0.05(A) 呼吸が止まったり、心臓が止まったりする。
0.1(A) 死亡する。

その場合、人間の皮膚の抵抗は40,000Ωですので、

200V÷40,000Ω=0,005A=5mAですので、死んだりはしませんが、

もし、水に濡れた状態で触れると、抵抗値は1/25までなってしまいますので、

200V÷1,600Ω=0,125A=125mAですので、死んでしまいます。

つまり、電線にかかわらず、私達の家庭にある100V線でも

被覆がない状態の線に水に濡れた手で触ると

100÷1,600Ω=0,0625A=65mAの電流が流れて

死んでしまう可能性があります。

くれぐれも水に濡れた手で電線に触るのはやめましょう。

ただし、上記は直流の場合(電圧が一定)の場合を指しておりますが、

実際には、電線は交流(電圧が都度、変化)ですので、

ここまで多くの電流は流れません。
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