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磁石・自転車発電の仕組みは?

以前に電気は何でできているか?というコラムで

電気は自由電子でできているという事がわかりました。

では、磁場はどのように発生するのでしょうか?


私達がいる空間について

膨大な数の電子が存在していますが、

それぞれの電子から発生した磁場がてんでばらばらな方向を向いていると、

互いに打ち消しあって、全体としては磁性を示しません。

これが私達がいる空間(絶縁体)の状態です。

※電子は「スピン」しておりそこから磁場を発生させています。

磁場が発生する仕組み

しかし、一部の物質においては、電子同士の相互作用により、

電子のスピンの向きがそろい、磁場の向きがそろってきます。

すると、その物質は全体としても磁性を発揮します。これが磁石です。

また一部の物質では、外部から磁場をかけると、

スピンがその磁場の向きに応じて一定の向きを向こうとする力が働きます。

そうすると、電子から発生する磁場の向きが全体として揃い、

その物質は(外部から磁場をかけられている間だけ)

磁石と同じような性質を示すようになります。

つまり、鉄は磁石を近づけた時だけ磁石になって磁石にくっつくのです。


磁場で電気が発生する仕組み

磁場が発生すると自由電子が生まれます。

空気は絶縁体の為、電気は発生しませんが、




自転車のように磁石の周りにコイルが

巻いてあれば、磁石を回せば回すほど、自由電子が発生して、

コイルから電球に電気がいき電球は光ります。
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