私達は生活していてよく雷の光や音を聞く事がありますが、
そもそもなぜ雷は発生するのでしょうか?
早速、雷が発生するメカニズムをまとめてみました。
@積乱雲(雷雲・入道雲)を作る。
まず、こんな縦長の雲(積乱雲・雷雲)を作ります。
1、このような雲は風が山にぶつかって上昇気流が発生してできる
2、夏の海で熱気が上昇してできる(温泉で湯気が昇るイメージです。)
3、高気圧から低気圧に向かって吹く風が上昇気流となり雲を発生させる。
(風は気圧が高い所から低い所に向かって吹きます。)
に分けられます。
A氷どおしがぶつかって静電気が発生する。
上記、2つの原因によってできた雲は
大気からの上昇気流で水滴はどんどん上昇し、逆に雲の上の方で形成された
氷は重くなって落ちようとします。
落ちようとする大きい氷と上昇しようとする小さい氷がぶつかりあうと、
摩擦が起き、静電気が発生します。
(詳しくは静電気の発生原因をご参考下さい。)
A雷が発生する(地面に向かって放電する)。
氷どおしがぶつかると静電気が発生して、雲の下の方は
負に帯電して、雲の上の方は正に帯電します。
(なぜ雲の下の方は負に帯電するかはまだ解明されていません。)
負に帯電した電子は正に帯電している雲の上部もしくは、地面に向かって
放電します。これが雷の発生のメカニズムです。
ちなみに雷が人や木に落ちるのは、人や木も正に帯電しているからです。
また、雷が高い所に落ちるのは負に帯電した物質はできるだけ近い
正に帯電した物質に引き寄せられるからです。
避雷針が高い所につけられているのはその為です。
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